【第18回】 骨粗しょう症の新しい治療について【2012年4月】

 以前骨粗しょう症についてお話ししましたが、今回はその治療についてです。骨粗しょう症かどうかは、骨密度を測定し若年者に比較して70%未満であれば、骨粗しょう症と診断され、治療を行うことが一般的でした。しかし最近では70%以上であっても、ちょっとした外力で脊椎の圧迫骨折を起こした場合などには、治療を開始するようになっています。治療で最も多く使用されている薬剤はビスホスホネートといって、朝起床時に飲む薬です。当初は毎日服用したのですが、服用後30分は横になることができず、物を食べたらいけないなどの制約もあるのが、治療を継続する上での難点です。その後、週1回の薬剤が開発され、さらに昨年からは月1回の薬剤も登場し、服用時の煩わしさが減少してきました。また寝たきりで内服が困難な方には点滴も発売されるなど、治療の選択肢が増えたという喜ばしい現状があります。どの薬剤がいいのか、一度専門医に相談してみましょう。