【第70回】「クールダウン」について【2016年8月】

今回は運動後の「クールダウン」についてお話しします。クールダウンとは激しい運動の後、急に動きを止めてしまうのではなく、徐々に運動量を減らしていくことです。運動前に体を温めるために行うウオーミングアップとは逆の目的になります。
 方法としては、軽いランニングや、ウオーキング、ストレッチなどがあります。クールダウンにかける時間としては、10~15分ほどで十分だといえるでしょう。クールダウンをすることによって、運動中、筋肉内にたまった乳酸を、徐々に血流に乗せて排除することができます。また、急に運動をやめてしまうことは、心臓、肺、筋肉にも負担が大きいです。
 激しい運動が終わって「しんどい、もう動きたくない」と思うときもあるかもしれませんが、クールダウンをすることによって、その後の疲労感が減少するはずです。運動する際にはぜひ「ウオームアップ」と「クールダウン」を習慣にしてみてください。