中内整形外科クリニック
高知市旭に開院した新しい整形外科クリニックです。
整形外科、リウマチ治療、リハビリテーション、スポーツ外傷など。
地域のかかりつけ医として、地域に根ざした医療を目指します。
健康アドバイス
毎日の暮らしに役立つ健康のこと、病気のことを分かりやすく説明します。
【第101回】「サルコペニア」について
【2019年3月】
 加齢とともに起きる「サルコペニア」は、ギリシャ語で「筋肉」を表す「サルコ」と「喪失」を表す「ペニア」を組み合わせた言葉です。筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態を示します。その診断基準は、①筋肉量の低下②筋力の低下③身体能力の低下です。
 簡単な診断法は、ふくらはぎの筋肉の太さを測る「指輪っかテスト」で、利き足でない方のふくらはぎの一番太い所を、両手の親指と人差し指で作った輪っかで囲みます。指先同士がつかず、ふくらはぎを囲めない場合、サルコペニアである可能性はほとんどありません。その場合を1としたら、指はくっつくが隙間がない場合は2.4倍、指とふくらはぎの間に隙間ができる場合は6.6倍サルコペニアの可能性が高いといわれています。また、ペットボトルが開けにくくなったとか、以前は青信号で楽々渡れていた横断歩道が信号ぎりぎりになったなども筋力低下のサインです。
 次回は「サルコペニア」によく似た「フレイル」についてお話しします。
【第100回】「骨粗しょう症の新しい治療薬」について
【2019年2月】
 今回は骨粗しょう症についてお話しします。以前にもご紹介しましたが、骨は骨吸収と骨形成によって保たれており、骨形成に対して骨吸収が増加すれば骨の密度が低下する「骨粗しょう症」になります。
  治療薬には、骨吸収を抑制する薬として、女性ホルモン薬、ビタミンD3、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、抗RANKL抗体薬や、最も使用頻度が多いビスホスホネート薬などがあります。また、骨形成を促進する薬として、最も強力といわれる副甲状腺ホルモン剤、抗スクレロスチン抗体薬があります。
  今回新しく発売されるのは、骨形成促進と骨吸収抑制の両方の効果があるとされる薬です。ただ骨折の危険性の高い骨粗しょう症に対して使用することとされており、誰でも容易に使用できるものではありません。どの薬が一番自分に合っているか、専門の医師に相談してみるといいでしょう。
【第99回】「冬の脱水」について
【2019年1月】
 昨年の夏は猛暑で「熱中症」「脱水」などが話題になりました。寒くなってきたら汗もかかないので、「脱水」とは縁がないと考える方も多いのではないでしょうか?ところが冬でも「脱水」になることが多々あります。
冬になると空気が乾燥し、部屋も閉め切って暖房をかけるため、さらに湿度が下がります。汗はかきにくくなりますが、皮膚、粘膜、呼気から水分が失われる「不感蒸泄(じょうせつ)」が増加します。また汗をかかないので、水分摂取が少なくなり、脱水が進行します。
脱水になると、手足、唇がカサカサしたり、体がだるくなり、気力、やる気が低下します。ひどい場合は筋肉のつりや目まいを起こすこともあります。脱水を防ぐには、加湿器などを使用して湿度を50~60%に保ったり、喉が渇いていないと感じても、小まめに水分補給を行うことが大事です。ミカンなどの水分の多い果物の摂取も効果的です。
医療法人 睦会 中内整形外科クリニック
【診療科目】整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
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